広島市中区で根本改善なら「パンダ鍼灸院・整体院」

交感神経と副交感神経の役割とは?

体を操縦するアクセルとブレーキ

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」とにわけられます。

私達の体を車に例えた場合、アクセルの役割をするのが交感神経ブレーキの役割をするのが副交感神経です。

交感神経が優位なると血管が収縮し、心拍数と血圧が上昇。心身ともに興奮状態となり、まさにアクセルを踏み込んで前進しようという態勢になります。

一方で、副交感神経が優位になると血管がゆるみ、心拍数や血圧が低下します。興奮にブレーキがかかり、リラックスした状態になるのです。

このように体にとって正反対の役割を持つ2つの神経が交互に働くことによって、動くべきときには動き、休むべきときには休むという、生き物本来のメリハリある活動が可能になっているのです。

通常、人間は日中に交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になります。ところが、不規則な生活習慣、仕事や人間関係のストレスなど様々な原因により、現代人の自律神経のバランスは乱れがち。交感神経ばかりが優位になると、全身の血流が悪くなり、いつまでも心身の興奮状態が続くことになります。逆に副交感神経の優位な状態が続くと、意欲が上がらず、無気力感や疲労感を招きやすくなります。アクセルとブレーキのどちらか一方が優位になるのではなく、両者のバランスが適切に保たれることで初めて、人間という車は快調に走ることができるというわけです。

自律神経の乱れによる不調の種類

重大な病気へと発展するおそれも

アクセルである交感神経とブレーキである副交感神経。両者がしっかりと機能していることが「自律神経の整った状態」です。

一方で、それぞれが正しく機能していないと、「自律神経の乱れた状態」になります。自律神経の乱れは、体や心に様々な辛い症状を引き起こしますが、その主な要因となるのが血流の悪化です。

交感神経が過剰に高まると血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。さらに副交感神経の働きが低下していると血流が改善されず、脳や内臓にまでダメージが及びます。身体的な不調では、だるさや疲れやすさをはじめ、血の循環が悪くなることによる頭痛や肩こり、内臓機能の低下による便秘や下痢、肌荒れなどが挙げられます。

免疫力が低下し、風邪や感染症にもかかりやすくなります。長期的には血管の収縮が続くことによる高血圧、血液がドロドロになり血管内皮が傷つくことによる動脈硬化、さらにはそこから血栓が生じて脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる重大な病気につながるおそれもあります。

精神的な不調ではイライラしやすくなったり、やる気が低下したり、不眠や過眠といった睡眠の異常が現れることもあります。

これらは「この程度の症状」と軽く見てはいけません。自律神経の乱れが、やがては恐ろしい病気へと発展してしまうかもしれないのです。

 

広島市中区「パンダ鍼灸院・整体院」 PAGETOP